
- 臨床プロテオミクス研究とは
- ■プロテオミクスについて 【写真】 TOF−MS 飛行時間型質量分析装置

- プロテオミクスとは、生体を構成している主な物質であるタンパク質の構造や機能を明らかにし、そのネットワークの解明を行い、医薬品開発や診断などに役立てる総合的研究です。
- 当クリニックの研究室においては、主に後者を重視し、最終目的を婦人科がんの超早期発見に置いており、この為の診断技術の開発に向け日々研究を行っています。婦人科がんの診断においては、細胞診、組織診、超音波などが中心であるため、患者さんの負担が発生します。この負担を軽減すべく、主に血液からの情報で診断を行えないかと考えたのがこの研究のスタートでもあります。
- 当クリニックでは、個人施設では珍しく、TOF−MS(飛行時間型質量分析装置)を用いタンパク質バイオマーカーの探索を行っている。これは、簡単には、タンパク質の重さを測る装置です。
- 研究予定であるプロジェクトのうち、現在は子宮体がんの早期バイオマーカーの探索というプロジェクトを行っています。このプロジェクトにおいては、いくつかのマーカー候補を発見し、実際に当クリニックにおいて臨床応用を始めたものもあり、またその他のマーカー候補は現在、そのタンパク質の構造を解析中です。
- この研究が進めば、婦人科がんの診断が、主に血液を介して行えることになり、診断に対する負担が軽減されます。また、これが受診率の向上につながり、がんの早期発見が可能になると期待されます。
- 診療所に併設した研究室という特色を生かし、研究で得られた結果を、即、診療の場に反映すべく、各関係施設の協力を得ながら、研究目的達成に向けて日々努力を続けています。
- ■研究イメージ図

- 上記ような流れで、特殊な分析装置を用いてバイオマーカーの発見を行っています。
また、この研究が進めば患者様の負担になる検査を行わずに「血液検査」などをするだけで、がんなどの病気を発見できるようになります。