菊池がんクリニック

がん遺伝子検査コース

がん遺伝子検査とは

がんは、生活習慣、例えば偏った食生活や過度の飲酒、喫煙など、または生活環境、加齢などにより遺伝子に変異が起こって発病します。

がん細胞は、正常な細胞の遺伝子が生活習慣や生活環境などの要因で傷つけられることで生まれます。生まれたばかりのがん細胞は、体内の免疫の働きによって死滅してしまうこともあるのですが、中には生き残るものもあります。

遺伝子に変異が起こりがん遺伝子になると、それがまわりの正常な細胞を浸食してがん化を促進する車のアクセルのような役割をして、さらに"がん遺伝子"が活性化します。また、がんの発生を抑えブレーキの役割をする"がん抑制遺伝子"も傷つけていき、さらに正常な細胞をがん細胞へと変化させていきます。

従来のがん検診では、がんは5mm以上の大きさにならないと見つかりにくいと言われています。しかし、がんはたった一つのがん細胞が長い年月をかけて増殖し、初めて目に見える大きさになります。

この「がん遺伝子検査」はまだごく小さながん細胞でも、血液を調べることによりがんにかかるリスクがどの程度のものかを分析することができ、がんを未然に予防するチャンスを与えてくれます。がん治療後においても、再発に向かっているのか、改善されつつあるのか、再発予防管理が可能となります。

この「がん遺伝子検査」では、その目に見えない遺伝子レベルでの段階をリスクとして可視化します。さらにわかりやすくいいますと、先に述べたがん細胞を増やす車の"アクセル"のような働きをする"がん遺伝子"の活性度や、がん細胞の増殖を止めるブレーキのような役割をする"がん抑制遺伝子"の壊れ具合を調べます。これらの遺伝子の状態は、予防や治療に努めることにより改善することができますので、「がん遺伝子検査」を定期的に受診することで、ご自分のがんリスクの変化を知り、予防に役立てることができます。

この「がん遺伝子検査」に異常があれば、がんを予防することができます。また通常の画像診断等による「がん検診」に異常があれば、早期発見・早期治療ができます。この双方に異常がなければ、がんに対する安心感が深まります。予防、早期発見、早期治療には双方の検査をうまく組み合わせて定期的に受診することが効果的です。

検査自体は、採血のみです。がん治療後の患者さんで、さまざまな検査や治療を受けて来られた方でも安心して受診していただけます。

検査コースと検査の種類

○FreeDNA濃度検査

 FreeDNA濃度とは、血中に含まれるDNA濃度を測定します。濃度が高いとがんあるいは何らかの異常(炎症性疾患など)を反映していると考えられます。

○遺伝子発現解析

 がんを増殖させる遺伝子(アクセル)の活性度合いを調べます。さまざまながんにかかわる47の遺伝子(RNA)を解析し、がんリスク評価に反映します。

○突然変異・メチル化解析

 がん抑制遺伝子(ブレーキ)の壊れ具合を調べます。異常があると正常細胞ががん化しやすくなったり、がん細胞を抑制できなくなったりします。

○がんリスク評価

 FreeDNA濃度と遺伝子発現解析の結果およびその他の患者さんのデータを独自の評価アルゴリズムを用いてがんリスクの数値化を行います。
評価は4段階(A→D)で表します。リスク段階が高くなるほど、がんを発症している割合が増えます。

がん遺伝子検査の流れ

 

がん予防のための対策

○生活習慣等の改善

 食生活の改善―例えば動物性の食品の摂取量を控えめにし、野菜や豆類などの摂取を増やしましょう。また、禁煙、ストレスの解消、適度な運動、適正体重の維持、抗酸化物質などがんの原因となる活性酸素を無毒化する成分のサプリメント(補助食品)の摂取などが効果的です。がんは今や生活習慣病と言えますので、がん予防に心がけることで、他の生活習慣病も防ぐことが期待できます。

○定期的な検診

 通常のがん検診や、がんドックなどを上手に利用して、定期的な検診を心がけましょう。当クリニックの検診、がんドックもご利用ください。

検 査 日

 月曜日・金曜日

※上記の曜日のうち、翌日が祝日の場合は検査はございません。
 詳しくは受付までお問い合わせください。